新着記事

科学・産業史

灌漑・ダム|文明を作る水の技術史

農業は降雨だけに依存すると不安定である。降水量は地域差・季節差が大きく、干ばつや洪水が収穫を左右する。安定した食料生産のためには水を制御する技術が必要である。水を引く(灌漑)水を貯める(ダム・貯水池)水を分配する(水路・堰)この三点が整うと...
科学・博物館

日本の近代化を支えた鉱山リストとその地質学的背景

明治時代は、日本が近代国家へと急速に転換した時代であり、その産業発展の基盤として重要な役割を果たしたのが鉱山です。しかし、これらの鉱山が特定の場所に集中している理由は、単なる偶然ではありません。日本列島の形成史、火山活動、プレートテクトニク...
科学・産業史

人体を知ることが医療を変えた|解剖学から始まる外科の歴史

手術とは何か、と問われれば、多くの人は「体を切る医療」と答えるだろう。だが、それだけでは不十分だ。メスを入れるためには、まず人体の構造を知らなければならない。痛みを取り除く方法が必要だ。傷口からの感染を防がなければならない。出血に対処しなけ...
科学・産業史

花火の歴史・火薬・色の科学─ 元素と色の科学 ─

夏の夜空に広がる赤や青、緑の光。花火は単なる娯楽のように見えるが、その内部では高度な化学反応が起きている。花火とは、元素の電子構造が作り出す発光現象である。人類は何百年もの歴史をかけて、この「元素の光」を夜空に描く技術を磨き上げてきた。本稿...